ごあいさつ


芸術・アートの街、新百合ケ丘でチェロを始めてみませんか?

 

新百合ヶ丘チェロ教室は、新百合ヶ丘北口徒歩7分の緑豊かな場所に教室を構えております。

小学生の頃より新百合ヶ丘で育った講師が、この地で一人でも多くの方にチェロの魅力を知って頂ければと思い、教室を設けました。
 
チェロの魅力を一言で語るのはとても難しいのですが、まず何と言っても音色の素晴らしさにあるのではないでしょうか。
体の芯に響くような重低音から、耳触りの心地良い中音部、そしてソリスティックで華やかな高音部まで、まさに多彩な音色が一つの楽器で表現出来てしまいます。
その音域の広さから、「ベルリンフィル12人のチェリストたち」に代表するようにチェロだけの合奏をアンサンブルとして楽しむこともできます。
わたしは小さな頃から様々な楽器に触れ合ってきましたが、チェロほど音色に恵まれている楽器はなかなかないと感じています。
 
ご存知の方も多いかも知れませんが、弦楽器の中でもチェロはヴァイオリンに次いで曲数が多い楽器なのです。
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスはもちろん、ピアノ曲で有名なショパンやラフマニノフもチェロのために曲を残しています。
そんなチェロに魅了された作曲家たちの美しく華やかな曲の数々を、これまでは「聴く側」だった皆様が「演奏する側」へと一歩足を踏み出してみてはいかがでしょうか。
 
どんな楽器を演奏するにしても言える事ですが、音楽というのは身に付けるまでにとにかく時間がかかります。
中でも弦楽器は特に難しい部類の楽器に入ります。
ピアノは音楽性の追求はともかくとして、鍵盤を叩けば初心者の方でも音を鳴らす事は容易に出来ます。(その反面、プロになるにはピアノが最も才能を必要とする非常に難しい楽器である事も加えておきますね。)
しかし、弦楽器はそうは行きません。音を出すまでが一苦労なのです。
楽器を構えて、弓を持って、指板(黒いネックの部分)に指を置いて、音を鳴らしてみる…
恐らく初めて楽器に触った人だと、風邪を引いた時のしゃがれ声のような音が鳴ってしまうかと思います。
 
まず「楽器を正しく構える」「力を入れずに楽に弓を持つ」。そして、この2つを同時に行う。
ここが弦楽器を弾く上での最初の鬼門なのです。
 
恐らくレッスンの最初のうちは「構え方」や「弓の持ち方」で1時間が終わってしまうかも知れません。何を隠そうわたしもそうだったからです。
しかし、この「地道な努力」をコツコツと積み重ねたその先には、始めは全く弾けなかった曲が音楽として仕上がって行く喜びを感じたり、もっともっと上手くなりたい!という欲求が次々と湧いてくる事でしょう。
ヨーヨー・マやミシャ・マイスキーなど世界的に有名なチェリストも初めからスラスラ弾けていたわけではありません。導入はすべてここからだったのです。
 
そして嬉しい事にチェロは大人になっても始めやすい楽器と言われています。
ヴァイオリンですと細かいパッセージで指が回らないなんて事もありますが、チェロはその楽器の特性から、ヴァイオリン程の超絶技巧を必要としません。
また、楽器を弾く姿勢も自然なことから、正しい構え方をすれば体に負担がかかる事がありません。
ですので、毎日10分からでも良いので、きちんと愛情をかけてあげる事を惜しまなければ、皆様にとってチェロという楽器は何ものにも代え難い生涯の友となって、人生をより豊かで味わい深いものにしてくれるでしょう。
 
わたしの教室では、初めて楽器に触れる方にも安心してチェロを始めて頂けるように、楽譜の読み方から楽器の扱い方に至るまで、生徒さんとのコミュニケーションを大切にしながらレッスンを進めて参ります。
完全プライベートレッスンならではの丁寧で分かりやすいレッスンを心掛けておりますので「ここが弾けない」「もっとこういう風に弾きたいのに」などのお悩みを一緒に解決して行きましょう。
また、皆様の思い描く音楽の世界を引き出し、チェロの魅力を感じて頂ける手助けができればと思っております。
この機会に是非一度、素敵なチェロの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
 
 
講師  八代瑞希